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All Tomorrow's Parties
African Tribe Punk
Adenosine Tri Phosphate...&More

Biography

簡略版 / 詳細版

【略歴】

ATPの歴史は古い。

 一般に国内デビューCDとされているアルバムSun-Dancer  (1996 VSCD-227)は、1996年、インディレーベルBiosphereからリリースされているが、実は、これはATP四作目にあたる。

 これに先がけて、彼らは1991年のAnimal Talks94Memories of Smashing Youth95African Tribe Punkとさまざまな可能性をさぐって三枚のアルバムを制作。いずれも好評を得ているが、これらは米国NYを拠点とするディストリビューターを介しての販売されたため日本国内では知られること無く終わっている。”たあた”ではなくギタリスト”マグ”がボーカルをとるなど、現在のバンドとは演奏スタイルが異なるもののエスニックからエレクトロニクスまで幅広く吸収して自己の力とするという方法論には一貫したものがある。

2000年、五作目目となるAroused Zen Monkを音楽サイトmp3.com上で発表。世界的な注目をあつめ、mp3.comのCD売上第二位を記録する。このころより、バンド名ATPAdenosine Tri Phosphateと併記するようになる。

2001年には、これに派生した作品を複数の国からそれぞれのバージョンでリリース。香港のトランス専門レーベルからリリースされたNew Psychedelic Dreamや、日本ユニバーサルキティによって販売されたアニメ Guilstein サントラ、さらに五作目に、インターネット上でヒットした数曲を加えたDeranged Angelなどである。

この頃より、ライブを再開したMomoyoとのコラボレーションなどを企画しLIZARDとしても活動。バンドが拠点とする録音スタジオBazookaにて新作の制作に入る。タイトルはWelcome to My Psychedelic World。いまのところディストリビューターなど、詳細は未定だが、2004年 秋のリリースを予定している。

【バイオグラフィー詳細版】

1996年インディレーベルBiosphereからリリースされたSun-Dancerは前衛的でありながら、ポップ、かつアグレッシブな、ニューウェーブの正統な継承者としてのマニフェストとも言うべきアルバムである。演奏者名はATP。バンドである。当時、正式名称をAll Tomorrow's Partiesとしていた彼らの国内デビュー盤だが、実際のところ、これは、プロジェクトATPの四作目にあたる。

これに先がけ、1991年にはAnimal Talksを、そして94年〜95年にかけてMemories of Smashing YouthAfrican Tribe Punkの二作を立て続けにリリースしいずれも好評を得ていたが、全作品が米国NYを拠点とするディストリビューターを介して販売されたがために、日本国内にその名を知られることがなかった。

そもそもバンドのリーダーであるマグは、その音楽キャリアをニューヨークから歩み始めている。七十年代の終わりから八十年代前半を彼は、主として学業のために米国で過ごしたが、その間に、Brian Enoのレーベルと契約していたHugo Largoに参加したり、Dancing Dazeを結成し、幾枚かのシングルをレコーディング、また、MADDOCOR名義で、スタジオ付きのギターおよびベースプレーヤーとして、多くのレコーディングセッションにも参加した。

現在、バンドのボーカルを務めるタアタと知り合ったのは、米国滞在中、シカゴ大学院時代のことだ。マグの音楽にふれた彼女は、マグのサポートとして、キーボードを弾くようになる。

帰国後、二人は日本国内での音楽活動を開始する。

その第一歩として、オリジナルサウンド確立のためにレコーディングスタジオBazooka Studioを立ち上げ、冒頭に述べた初期の三作を制作した。ちなみに、同じイニシャル=ATPでありながらも、African Tribe Punk、All Tomorrow's Partiesと異なる正式名称が用意されたのは、より多くの音楽的可能性をさぐるためでもあるが、より顕著な違いは、前者ではマグが、後者ではタアタが、それぞれボーカルをとっているということだという。

こうして、作曲チームBananaとして多数の楽曲を海外アーティストに提供し、同時に国内においても音楽活動の基盤を築き終えた二人が、ドラマー、カズを迎え、All Tomorrow's Parties 名義で制作した作品が、国内第一作 Sun-Dancer。女性・母性をテーマにした作品を集めたものでハイパーPopサウンドなどと話題にはなったが、メディアでの露出が増すにつけ、ミュージシャンとしての活動に支障をきたしかねない芸能マスコミに閉口したのだろう、バンドは、このアルバムリリースの後、活動を停止する。

2000年、五作目目となるAroused Zen Monkを音楽サイトmp3.com上で発表するまで、実に四年のながきにわたりバンド活動を休止していたことからも、彼らのうけた傷の深さはおしはかる事ができる。彼らは再スタートを期していたのだろう、ATPの正式名称として、この頃から”Adenosine Tri Phosphateを名のるようになる。

この作品、そしてmp3.comが転機をもたらした。

ネット上で発表する曲がことごとく世界的注目をあつめ、アルバムはmp3.comでCD売上チャート第二位を記録。楽曲ダウンロード数も記録的な数字にのぼっていることが繰り返し話題になる。結果、あくる2001年には、これに派生した作品を複数の国からそれぞれ異なるテイストの別バージョン、別ミックスでリリースするにいたっている。香港のトランス専門レーベルからリリースされたNew Psychedelic Dreamや、日本のユニバーサルキティからリリースされたアニメ映画Guilsteinのサウンドトラック、インターネット上でヒットした数曲を第五作に加えたDeranged Angelなど、2001年に制作、発表された作品群である。

ちなみに、アニメ映画Guilsteinのサウンドトラック制作を彼らに依頼したモモヨは、かつてLIZARDというバンドを率い、東京ロッカーズという日本の初期パンクムーブメントの核として活動していたが、彼もまた、リアルワールドの音楽活動から逃れてバーチャルな空間での自由な音楽表現を楽しんでいたのだった。これを縁として、ATPは、モモヨのバンド LIZARD再生をもサポートし、ともにリアルワールドへの再戦を画することになる。

そして、この春、リアルワールドに帰還する足がかりとしてATP新作Welcome to My Psychedelic World が完成。いまのところディストリビューターなど、詳細は未定だが、2004年 秋のリリースを予定している。

2004年初夏


(C)
ATP, BazookaStudio, Babylonic.com. 2004