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Audacity 序論

Audacity を遊ぶ
まずはダウンロードとインストール

Japanese Versionモモヨ リザード

Momoyo The LIZARD
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INDEX

●Audacityを遊ぶ まずはダウンロードとインストール(本ページ)
●Audacityの基礎 非破壊音声編集について 
●Audacityの基礎その弐 設定、読込、再生
●Audacityの基礎その参 Audacityで録音する


Audacityはフリーの音声編集ソフトだ。

特徴は、クロスプラットフォームである。
WindowsMacOS9/Xだけでなく、Linux版、FreeBSD等のUNIX版まで各種そろっている。これが最大の特徴だろう。

そして、もうひとつの特徴は、キューベースで知られるVSTプラグインが使えることだ。ネット上にはフリーのプラグインが数多くアップされている。

Audacityページはココ

 

とにかくゲットしよう!


Audacity
の最大の特徴はクロスプラットフォームである。各自、自分の環境にあうものをダウンロードしよう。トップページ左側のDownloadのコーナーには、Win,Mac,Linux/Unixの各種OS別にリンクが用意されている。最下段のVSTプラグインは、本体のセットが終わってからゲットした方がいい。

しかし、mp3エンコーダーに限っては、本体ファイルをダウンロードする時に、同時にゲットしておくことをお薦めする。

皆さん、ご存知のようにmp3にはパテントの問題がある。特にエンコーダーでは法的に厳しい規制がある。そこで、完全にフリーなAudacityでは、デフォルトでmp3ファイルの出力はできない。本体とは別に、mp3エンコーダーにかわる汎用エンコーダーLAMEをダウンロードする必要があるのだ。

下表にまとめてみたとおり、使用するOSによって必要なファイルが異なるので要注意だ。


OS

必要なmp3ライブラリ

Windows LAMEをダウンロード。解凍後、lame_enc.dllのある場所をAudacity上で指定する。
Linux/Unix LAMEをダウンロード後、共有(シェアード)オブジェクトとしてコンパイルし、libmp3lame.soの場所を指定。
Macintosh LAMELibをダウンロードのこと (詳細は、Audacityサイトにて).

これらのファイルは、自力で探す必要はない。Audacityのダウンロードページでリンクを辿ればいい。これらのおいてあるサイトにいけるはずだ。

リンクを辿って自分のOSページを開いたら、ドキュメントをよく読んでからダウンロードを開始する。

特にUNIX系は驚くべき充実ぶりだ。まず大抵のものはそろっている。UNIX上にAudacityを走らせてやれば、完全にオープンフリーな音楽環境が成立する。これは凄いことだ。

 

mp3用ライブラリ

プログラムファイルのほかに各自の
OSにあったmp3用のライブラリも忘れないようにしたい。これをプログラムに登録してやるのだが、実際は簡単だ。インスツールした後、最初にmp3ファイルをexport/イクスポート(出力)する時、Audacitymp3用ライブラリの場所を訊いてくる。たとえばWindowsであれば、ダイアログの質問に答えて、Lame_enc.dllを入れたフォルダを指定してやる。

通常は、インスツール後に一度これを行えばいい。

もし、何らかの影響で、このダイアログが表示された場合も、慌てないようにしたいものだ。できるだけ、わかりやすいフォルダにいれておくのがよい。

本体プログラムと同じ場所がいいのかもしれない。

 

HTMLヘルプ

AudacityHtmlヘルプは素晴らしい。一つ一つの操作の記述は、簡単であり、デジタルオーディオの基礎が学べるようにできている。普段から音楽ソフトに親しんでいるユーザーなら、初級程度の英語力で直感的に読解可能だ。自分の英語力に自信がつくかもしれない。翻訳しないで直接読んだ方が頭に入る。

ちなみに、バビロニックドットコムでも、このHTMLヘルプのツボを意訳して、皆さんにお届けするつもりでいる。このサイトの解説を読む場合も英文ヘルプは、参考書として有益だ。ぜひ、ダウンロードしておいて欲しい。

 

Audacityでできること

例によってAudacityで何ができるかということを考えてみよう。

一番頻繁に使えるのは、LameはMP3エンコーダーではない、というスローガンをそのままプログラム名称にしてしまった汎用音声圧縮エンコーダーLameのエンジンを使ってのMp3エンコードとデコードだ。いわゆる圧縮と解凍だ。

Ogg
のエンコードとデコードにも使える。

そして、上記の圧縮音源とWavAiff各ファイルなど標準の音声ファイル形式とのコンバート。

これらを使うのは、簡単だ。それぞれ音源ファイルを単純にインポート=読み込んだのちに、イクスポートしてやればいい。それでこれだけのことができる。

ライブテープなどから、曲を切り出すのも有用だし、またフリーでありながらも、簡易版多重録音も可能だ。

エフェクトについては、VSTプラグインが使えるので、わざわざ言うまでもない。大満足である。また、最初から搭載しているエフェクトも操作は単純ながら高機能。出力結果は満足いく高音質だ。

【Noise Removal】
ちなみに、『舞画音曲……』のNEROウェーブエディターの項で紹介したノイズリダクションを覚えているだろうか? ゲート式のものではなく、ノイズ成分をあらかじめ解析させた後に除去するタイプの奴だ。 従来は、高価な音声編集ソフトの専売特許であったが、実は、Audacityでも同じ事ができる。EffectメニューのNoise Removal機能を使えばいい。

もちろん、最終的に、出力される結果は、プログラムによって多少の違いがあるし、やはりSonic Foundary社などの単体でン万円するようなプロ仕様のものとは比較にならない。しかし、通常ショップにならんでいるお手軽価格の編集ソフト程度なら、完全に同じクォリティか、設定次第では、それ以上の結果が得られるはずだ。

このページ下部に、ウェーブエディターと同様に、女性ボーカル録音のオリジナルと、ノイズ除去後のものをサンプルとして公開する。女性の声を使うのは、高域が影響を受けているかどうか判別しやすいからだ。

少しでも気になる人は、ファイルサイズも小さいので、迷わずダウンロードだ。

ちなみに、これは、オリジナルファイルのノイズ成分をキャプチャーした後、ノイズ除去スライダーを右方向に最大にして、リダクションを実行した結果である。繊細な調整は施していない。つまり誰でも同じ結果が得られるのである。

例によって、サンプル用の音声ファイルを用意したので、それで説明しよう。

 

T Audacitymp3ライブラリのインスツールを済ませてあることを前提に説明を加えていく。

まず、オリジナルこのリンクをクリックして、auda_before.mp3をダウンロード。これがノイズを消してやる対象だ。
それをAudacity画面にドラッグアンドドロップしてやる。(MacOS9.0、Xでは、Audacityアイコン上までドラッグすればいい。) 

ヘッドフォンなどでモニターしてみよう。歌が始まるまでに生活由来のノイズが混入しているのが、わかるだろう。

U 次に、歌が始まるまでのノイズ部分を選択しておいて、Effectメニューを開き、Noise Removalを選ぶ。すると、右のようなポップアップ画面が現れる。そこで、

Noise Removal Step 1(上)
Get Noise Profile=ノイズパターンをゲットするボタンをクリックする。これでポップアップが閉じる。

V もう一度、Noise Removalを選択して、ポップアップ画面を表示してみよ。画面は、右下のものになっている。
ノイズパターンの解析を終えないと、
Noise Removal Step2(下)
RemoveNoise=ノイズ除去実行ボタンは有効にならない。
もちろん、今は、それがアクティブになっているはずだ。これで、下段のRemove Noiseボタンをクリックすればノイズ除去が実行されるというわけだ。

最下段のスライドバーは、ノイズパターンにのっとって減算する比率である。つまり、ノイズ除去の程度だと思っていい。パターンでゲットしたままを除去するには、初期値のままでいいだろう。

Moreを適用すると、演算結果によっては、逆にノイズが増す場合があるので注意して欲しい。

今回は、逆に、ざっくりしたオペレーション結果を得たいので、実験的にMore側方向に、最大値にしてから、Remove Noiseボタンをクリックしてみよう。

私の環境で上記のオペレーションを実行したものが、ノイズ除去後サンプルである。

サンプルファイルは以下のリンクで

オリジナル

ノイズ除去後

【参考】
ノイズリダクションについては、ネロウェーブエディターの記事にも目を通して欲しい。コチラ


その他の具体的なオペレーション方法は次回以後に解説していく。


とにかく、まず、ダウンロードしてインスツールだ。

CDからリッピングした音声ファイルをmp3やOggへとファイル形式をエンコードする時や、友人から貰ったmp3を他のファイルにコンバートする時、さらに単なる再生まで、普段から使うのである。これがオペレーション上達の近道。もちろん、ノイズリダクションやエフェクトだっていつか使いたくなるに決まっている。

慣れるまでは、プレーヤー代わりに使ってみる。その程度でもいい。日常的に音声ファイルを扱ってやれば、感触がつかめるはずだ。……そして、オペレーションに違和感がなくなれば、しめたもの。

あなたは知らないうちにAudacity使いになっているはずだ。

 

Notes


Audacity関連記事】

日刊デジクリ8月20日掲載記事
弾琴録2002(日記)

今、Audacityでは、日本語化スタッフを募集している。
応募方法などは、次回以降に紹介する予定だ。
まだまだ、成長する音声エディタ、それが、Audacityだ。
今後とも、よろしく、お願いしたい。

Momoyo The LIZARD

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2002年8月2日公開
2002年8月8日改訂
2002年8月8日mp3ライブラリ図表追加
2002年8月22日ノイズ除去について解説を追記
2002年8月24日レイアウト変更

 

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