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蝉時雨(せみしぐれ) ふる
かそけき 夢路を ひぐらし
たどれば あだし野 行き暮れ
気配は 幽界(かくりょ)
楽園の門をいつかくぐってしまった
あわいまどろみ ついに/DREAMIN'.........
陽炎(かげろう) ゆらめく
夏野に のざらし すさまじ
幻化戦線(ヴィジョナリー・フロント)
に たおれた 勇者(つわもの)のしかばね
薬化学の落し戸(ケミカル・トラップ・ドア)
誰かがパンドラの箱のフタ開けたのか
Nightmare.....
ドアに魅せられた無垢(むく)な魂の群れよ
と・ど・ま・れ・こ・こ・に
Stay Here, Now....
NOW うつせみに
HERE うつせみに
※この曲は正真正銘去ったものに向けてのレクイエムである。私とともにある時代を狂いそして去っていった者の数は、当然ではあるが、年々増えるばかりだ。
彼らを思うがゆえにイマココにとどまる、それがウツセミである。
あるいは、あなたが仏教に通じている場合、般若心経をそのままに作品化した、と言った方が理解がはやいかもしれない。
ウツセミとは、空蝉、うつし身(現実のこの体)である。ウツと言う声音には、注射針をうつの「うつ」、鬱病の「うつ」が重なる。せ身の「せ」は接頭語である。蝉と歌っている部分は、「せ」「身」として、体と解釈することも可能だ。また、文節は、前後各語に連接して解釈を連想的に変えていく。単純ではあるが、古典的詩形の一典型といえる。
(2001春)管原保雄
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