やまぐちちかひこ【山口誓子】(1910-1994)

俳人。本名新比古。京都市上京区岡崎町字福の川に生れる。京大三高俳句会に参加して本格的に句作を始める。大正十一年(一九二二)東大法学部に入学、東大俳句会に加わり、高浜虚子に直接指導を受けるようになった。昭和初期に「ホトトギス」雑詠欄の新鋭として活躍、青畝、秋桜子、素十とともに「四S」の一人に数えられた。昭和二十三年「天狼」を創刊、多くの俳友・門下を糾合して、戦後の俳句復活に大いに寄与した。ことに俳句の根源を厳しく追求する一派の運動は、俳句固有の方法の開発に貢献したと高く評価されている。