連載のまくらを書くつもりでいたが、なにやら散漫なものになってしまった。筆に随って想をすすめる著述の方法を随筆というのなら、混乱はその常である。とにかく、この随筆は連載だ。論旨はそれにつきる。最後に、山口誓子氏の俳句を一句。「灼くる地に蜥蜴はおのれ出てやける」詞書きには「我、蜥蜴を愛す」とある。


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