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OggVorbisファイルを作ろう!

Ogg Vorbisファイルの作り方 for WIN
Create an Ogg Vorbis File for Windows 
Japanese Versionモモヨ リザード

Momoyo The LIZARD
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ついにOgg Vorbis正式版Ver1.0がリリース!
さっそく最新版Oggdropの使い方を紹介しよう。

Ogg Vorbisとは何か

OggdropXPdノート

Step 1
まずOgg VorbisOggdropドラッグアンドドロップエンコーダー)を手に入れる。ココををクリックすればVorbis.comのトップが開く。ここを「お気に入り」に登録しておこう。ニュースやFAQなどがいつでも参照できる。そしてダウンロードページでツールをゲット!
それだけでいい。全て無料!加えて簡単!使わない手はない。

ダウンロードするファイルだが、上級者にはDOS版のコマンドラインエンコーダー
Oggenc(正式版ver1.0ではDownloadのvorbis-toolsに含まれている)をおすすめする。これまで新しいバージョンは、まずコマンドラインからリリースされてきたからだ。しかし、今回は正式版リリースだ。今後は動向も変わってくるはず。

ビギナーには、GUIをもったドラッグアンドドロップエンコーダーの方が使いやすいだろう。私自身これで十分なのだ。今回から、お気軽版Oggdropに加えて、より細かい設定ができるGUIエンコーダー、OggdropXPdも登場した。これは、まさにパワフルである。これならコマンドラインにこだわることもなくなるだろう。

コマンドラインの使い方は、ドキュメントに詳細が記してある。上級者はこれを参照していただきたい。あるいはOggenc用のフロントエンドを用いて複数のファイルを一括変換することも可能だ。Oggenc Frontendをキーワードとしてネットを検索すれば、フリーのFrontendプログラムが幾つか見つけられる。好みのものを使っていただきたい。ただし、これは、あくまで上級者用である。上級者であっても、Ogg Vorbisをとにかく試してみたいという方も多いはずだ。こういう向きにも、まずOggdropが適している。その後にコマンドラインやXPdを使えばいい。

Oggdropは完璧なお気軽ソフトなのだ。

以下のページでは、上記の理由から、
GUI版Oggdropを中心に解説していく。
用語は多少難解に思えるかもしれないが、使ってみればわかるように極めてシンプル。
使いこなせないかも……なんてことは絶対にない。


2002年7月19日公開されたオフィシャル版Ogg VorbisVer1.0では、エンコード用に下記三種類のツールが同時に公開。できれば全て入手して欲しい。

Oggdrop - Simple drag and drop GUI encoder; 
no nonsense, just works
まずは、これをダウンロードしよう。
download

OggdropXPd - More powerful, more complex 
drag and drop GUI encoder
これが今回の一押しだ。
download

vorbis-tools - command line utilities
 including oggenc
ogginfo, vorbiscomment,
 vcut, and oggdec
このキットにOggencが入っている。
download

最後のRC。正式版では、これRC2のそれが合体した仕様になっている。

Oggdrop RC3 - Drag and drop GUI encoder 
download
Oggenc RC3 - command line encoder       
download

RC2を手に入れたい方は、下記リンクでアクセスできる。まだダウンロードできるかも……。

Oggdrop RC2 - Drag and drop GUI encoder 
download
Oggenc RC2 - command line encoder       
download

※2002年7月19日現在、オフィシャル版Ver1.0公開中

 

Step 2

ダウンロードしたファイルは、いずれもZIP形式で圧縮されているので、これを解凍しなければならない。解凍ツールは雑誌の付録CDなどから手に入れることができるはずだ。

最初は、まず、お気楽版のOggdropから挑戦しよう。
解凍するとoggdrop.exeというファイルが出来るはずだ。

Step 3

エンコードしたい曲データの準備はどうだろうか? 用意ができているだろうか? エンコードにはwavファイルが必要だ。拡張子が.wavのものだ。それをOgg Vorbisファイルに変換する。
これがエンコード。Ogg Vorbisの拡張子はデフォルトで .oggである。

WAVファイルの作り方は経験者なら普通行っているだろう。
Windows標準といっていい形式だ。CDからデジタルでリッピング
※注1すると、普通はこの形式で保存される。wav 44.1kHz 16ビット ステレオというのが音楽CDなどで使われている一般的なタイプだ。

mp3ファイルをOgg Vorbisに変換したい場合は、事前にデコードし、44.1kHz 16ビット ステレオのWAVファイルにするのが基本だ。※注2

デコードには専用のデコーダーや、フォーマット変換ツールが便利だが、音声編集ソフトさえあれば形式の変換は簡単にできる。アプリケーションによっては、WAVファイル/CD音質ステレオという表記になっている場合もあるので各自自分の環境をチェックして欲しい。ファイル→「別名で保存」ウィンドウを開いた後、使えるファイル形式(拡張子)をメモしておくと、後で便利だ。 

音声編集ソフトを使う方法は、実は、皆さんあまり使っていないようだが、この方が手っ取り早いことが多い。mp3を読み込める音声編集ソフトにデータを読み込み、それをここで指定したWAVファイルに変換してやるだけだ。デコードというと大変なことに思えるかもしれないが、実際には、jpg、bmp、gifなどといった画像ファイルで皆さんが日常的に行っていることだ。かなり面倒な定義があるにはある。しかし、WAVからmp3の変換をmp3エンコードといい、mp3からWAVへの変換をデコードという、その程度に考えていれば、実用上、問題はない。注3

Step 4


さて、WAVファイルは用意できただろうか

では、さっそく、エンコードにとりかかることにしよう。

まず、デスクトップにあるOggdropエンコーダーのアイコンをダブルクリックして起動させる。すると、デスクトップに小さな正方形のサカナの絵が現れる。ここにWAVファイルをドラッグアンドドロップすればいい。
あとは?……ただ待つだけだ。すでにエンコードは開始されているのである。これがOggdropのエンコードだ。

エンコードが終了すると、WAVファイルと同じフォルダに、拡張子がOggに変わった新規ファイルができる。それがOgg Vorbisファイルだ。

どう、お気楽でしょう。

もう少し、自分なりのセッティングを試してみたいという向きは、アイコン上で右クリックしよう。すると、メニューがあらわれる。そのEncode Parametersを選択すればエンコード品質などを変えてやることができる。

では、さっそく右クリックメニュー《Encode Parameters》で、エンコードのパラメーターを確認しよう。↓が、その画面だ。

上の方から見ていこう。

Parameter Mode
はふたつ用意されている。
Quality Setting
Bitrate Settingだ。

実は、今回公開されたのOggdropRC1−2RC3の操作性を併せ持っている。Quality Settingを選択すればRC3に、Bitrate Settingを選択すればRC2以前のものに似たコントロールになる。


デフォルトではQuality Settingにチェックが入っており、こちらが推奨モード。

ここで、RC3同様に音声品質を決定してやる。ただし、こんかいは、パーセント表示ではなく、10段階。スライダーノブを動かしてやると、右側のNominal Bitrate欄に表示されている数値が変わる。

ちなみに、Nominal Bitrateとは、名目上の、便宜上のビットレート程度の意味。日本語にすると奇妙だが、音質が相当するmp3の固定ビットレートくらいに考えればいいだろう。

音声品質4.0で128.0kbps相当が初期設定値。通常の使用であればこれでOKだ。

このParameter ModeBitrate Settingにすると、RC2以前のOggと同じ操作になる。下段のBit Rate選択プルダウンメニューから64kbpsから352kbpsまでの間で段階別に指定できるようになっている。

【注】OggdropXPdの場合、Bitrate Management ModeチェックボックスでABRCBRが選択できるが、標準版では「セッティングパラメーターとして二つのタイプが選択できる」というだけ。要注意だ。Bitrate Settingには、わざわざNot Recommended =推奨しないと明記してあるので、一般ユーザーは触らない方が無難。

CBR【Constant Bit Rate固定ビットレート。
ABR
 【Available Bit Rate】 OggdropXPd上では、標準となるビットレートおよび最低・最高ビットレートをユーザーが指定する方法程度に考えればいいだろう。実際には、通信の用語である。ユーザーが設定した変数、あるいは与えられた通信環境の中で、最良の結果を得るための規格。

※下記にRC2,RC3そのものについて解説を掲載した。あわせて参照して欲しい。

RC3場合

選択は、スライダーコントロール。元ファイルの音質を100パーセントと考えて、パーセント指定してやる。100パーセント指定の場合も十分な圧縮効果は得られる。
元ファイル(44kHz)のおよそ7分の1程度のサイズに圧縮できる。
ディスクスペースを節約したい場合、オリジナルファイルを削除するような場合は100パーセントにしておくとよいだろう。

RC2以前

RC2以前の場合、Oggdropのサカナを右クリックすると、ビットレート変更メニューにアクセスできる。エンコードの前に指定しておこう。64kbpsから350kbpsまでの間で指定できる。RC2では何も指定しないと80kbpsでエンコードする。
Ogg Vorbis
VBRだ。ビットレートは品質ランク指定のために、いわば便宜的に採用しているものだ。エンコード結果が指定ビットレートの前後におさまっているので勘違いしやすいが、あくまでVBR、品質指定なのである。
mp3固定ビットレートの平均的音質をもとに指定するといいだろう。

 

【RC2使用時の注意】
RC1ではOggdropBitrateは初期状態で128kbpsとなっていた。これがRC2では80kbpsに変更されている。RC2版のOggdropは何も指定しないと80kbpsでエンコードする仕様になっている。エンコードの前に、必ず右クリックをしてBitrateを指定しよう。ちなみに、バビロニックトップページの参考音源は128kbps相当だ。
【RC3使用時の注意】
RC2までエンコードの事前にBitrateを指定して、好みの圧縮ファイルを作成する使用になっていた。しかし本文中にも記載したようにOgg VorbisVBRだ。ビットレートの指定は品質ランクを指定するだけだ。音質は、音声圧縮ファイルのデファクトスタンダード、mp3のそれをイメージしてビットレートを選択するわけだ。RC3では、ここが大幅に改定されている。

ビットレート選択は姿を消しており、音質クォリティをオリジナルファイルの音質を元に、どの程度にするかを選択する仕様になっている。単位はパーセント。

元ファイルのクォリティが最高品質。この場合、音声ファイルの品質を検出し、それに比すことで自動的に最適な形でエンコードしてくれる。その結果、
44kHzの音声ファイルを48kHzのそれ以上の品質でエンコードするような勘違いや無駄がなくなる。

ちなみに、手元にある44kHz(表記上、44.1kHzとイコール)のテスト信号を100パーセントでエンコードしたところ、以前のバージョンでBitrate192kHzを指定した場合と同じ結果となった。
 
 
Step 5

結果を確かめてみよう。

RC2リリースの直後、Ogg Vorbisファイルの再生は、Winampの場合デフォルトで読み込むことができたが、RC3リリースにともない、ふたたびプラグインが必要になった。しかし、WinampVer2.8ではまたデフォルトで対応するようになっている。

Sonique FreeAMP
もデフォルトで対応。

下記にプレーヤーダウンロード用のリンクを掲載する。ちなみに変更が頻繁に行われているようなので、じかにVorbis.comのダウンロードページを参照してほしい。

【Ogg Vorbisとmp3を聴き比べてみる】

mp3
ファイルと音質を聴き比べてみたい方のために、評価用として空想的叙事詩『岩石庭園』から『うたびとかえらず』を、Oggmp3、それぞれでエンコードしてみた。
mp3はフラウンフォーハーのものでエンコード。mp3.comにアップしてあるものだ。

  『うたびとかえらず』(3:48) 歌詞はココ
  Ogg Vorbis
版 VBR 3.89MB
  mp3
  128Kbps 3.49MB

このトラックは、いずれも、バビロニックドットコムトップページにあるものと同じ。

【Ogg Vorbisファイル付コンテンツRockers On The Webについて】

音楽エッセーにプラスOgg Vorbisによる音楽配信
10月20日現在、同じ音声データ(楽曲)をQ0 Q4、二つの品質でエンコードしたファイルを平行して提供しています。実験的な意味からも、ぜひチェックお願いします。

お楽しみください。コチラ

 


Winamp

  download Winamp
Sonique
  download Sonique
FreeAMP
  download FreeAMP


Notes
goto Top

●最後に特筆すべきエンコード法を紹介しておく。フリーのクロスプラットフォーム音声エディターAudacityを使う方法だ。Lame等のmp3ライブラリもインストールすれば、AiffWavからのエンコードはもちろん、mp3Oggという圧縮形式ファイルでも、相互にファイル形式が変換できる。また、再生、停止、ボリュームなどのボタンもフローティングで表示させることができるので、エンコーダー、デコーダーとしてのほかに、プレーヤーとしても使える。
Audacity
についての詳細はコチラ

注1 CDからデジタルでリッピングする

リッピングとは、CDの音を吸い出してハードディスクに保存する行為のことをいい。その専用ソフトをリッパーという。有名なソフトにCDexがある。国産ではCD2WAVが代表格だ。いずれもフリーもしくはシェアウェアである。
デジタルでリッピングとは、CDドライブのアナログ音声出力を経由せず、デジタルデータインターフェースを介してオーディオデータを直接吸い上げることだ。
PCの性能があがった現在では、コチラの方が速く、そして正確にリッピングできる。
→本文に戻る

※注2 mp3を直接Ogg Vorbisに変換

mp3を直接Ogg Vorbisに変換する方法もある。例えば注3で紹介するSound Forge5を使ってもそれが可能だ。しかし、これまで頻繁に形態を変えてきたOggである。アプリケーションでの一括変換は、混乱を避けるためにも、あまりお奨めしない。加えて、基礎的知識学習のためにも、最初にWavにデコード、その後、Ogg Vorbisにエンコードするという手法を紹介する。
→本文に戻る

※注3 音声編集ソフト サウンドエディター

少々高価であるが、質にこだわるならSound Forgeというサウンドエディターをおすすめする。Sound Forge5では、Oggファイルをダイレクトで読み込める。もちろん、Wavファイルやmp3も読み込めるので、ファイルを変換する場合にデコードやエンコードを意識する必要がない。
読み込んだファイルを目的のフォーマットで保存すればいい。メニューの【名前を変えて保存】を使えばよい。この場合、エンコーダーは必要ない。
フリーのクロスプラットフォーム音声エディターAudacityを使う方法もある。
同時にLamemp3ライブラリもインストールしてやれば、AiffWavからのエンコード/デコードはもちろん、mp3Oggという圧縮形式ファイルでも、相互にファイル形式が変換できる。また、再生、停止、ボリュームなどのボタンもフローティングで表示させることが可能なのでプレーヤーとしても使える。
Audacity
についての詳細はコチラ

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※補注

2001年夏の音声圧縮事情
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0907  2001/07/24.Tue.発行

2002年夏、Ogg正式版リリース
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1131   2002/07/23.Tue.発行

Ogg Vorbisとは何か

【更新情報】

2001年 

 7月29日 本ページ公開アップロード。
 8月 6日 Vorbis.comに掲載される。 
 8月14日 RC2リリースに伴い記載内容を変更。

2002年

1月10日 RC3リリースにともない記載内容変更。
1月12日 上記理由から内容を大幅に改訂。
       過去のバージョンと新バージョンの違いなどを加筆
7月14日 Winamp2.8にてOggにデフォルト対応となったので、記載改訂。
7月22日 19日オフィシャル版バージョン1.0発表にともない、記載改訂。
8月17日 Audacity関連の記述を追加。
10月20日 OggVorbis音楽配信開始のお知らせを追加。

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