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【電網舞画音曲技術 案内】
最終更新日時
02年7月29日午後6時

OggVorbisファイルを作ろう!

OggdropXPdを使う
How to use OggdropXPd for WINDOWS 
An encoder/decoder
 to create and decode/playback ogg files

Japanese Versionモモヨ リザード

Momoyo The LIZARD
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ついにOgg Vorbis正式版Ver1.0がリリース!
今回のWindows版には各種ツール類を統合したOggdropXPdが登場。
その使い方を概観する。

Ogg Vorbisとは何か?

OggVorbisファイルの作り方

概 略

まずOgg Vorbis
OggdropXPdを手に入れていない方のために入手法を説明しよう。

ココ
ををクリックすればVorbis.comのトップが開く。そしてダウンロードページだ。ここで自分の使っているOSを選択すれば、各OS上で使えるツールが表示される。ここでOggdropXPdを選んでダウンロードする。

このページを読んでいる方は、すでにOggdropを使っているか、当サイトの当該ページに目を通しておられるだろう。それを想定してこのページは書かれているので、もしまだであれば、最初に、Oggdropファイルの作り方ページを先に読んでいただきたい。

上級者には、コマンドラインツールセット
、vorbis-toolsをおすすめする。エンコーダー、デコーダー、タグ編集ツールなどのキットで、ダウンロードするとコマンドごとにHTMLの使用法がついてくる。各コマンドと同名のHTMLを参照にすれば、さほど難しくはないので、チャレンジする方は下記の場所からダウンロードしていただきたい。

vorbis-tools - command line utilities
 including oggenc, ogginfo, vorbiscomment,
 vcut, and oggdec

download

OggdropXPdは、こうしたツール類の機能を単純なインターフェースの中に内包している。起動直後はOggdropと全く同じ。Drop Files Hereと書かれた白い正方形の中央に例のサカナがいる。ここに、WAVEファイルをドロップしてやるとOgg Vorbisファイルができる。これも全く変わらない。違いは、拡張子OGGのファイルをここにドロップしてやるとわかる。

出力ディレクトリに同名のwavファイルがあると、エラーになるのでファイル名やフォルダのマネージメントには注意して欲しいが、それさえ気を使っていれば、初期状態で何も考えずにエンコーダー、デコーダーとして使える。そのほかに、タグエディターとしての機能も内包している。
単純な面構えの中にOgg Vorbisの全てが凝縮されているわけである。

下記にダウンロードリンクを紹介しておく。ぜひ入手しておきたいものだ。


ダウンロードしたファイルは、いずれもZIP形式で圧縮されているので、これを解凍しなければならない。解凍ツールは雑誌の付録CDなどから手に入れることができるはずだ。


OggdropXPd - More powerful, more complex 
drag and drop GUI encoder

download

エンコーダー機能

例によって、サカナの上で右クリックメニューを表示させ、その最上段の、エンコーディングオプション/Encoding Optionsを選択しよう。

すると下図のような画面が表示される。

このメニューはOggdropのものと、さほど変わらない。エンコード品質を決めてやるモードとビットレートを決めてやるもののいずれかを選べる。違うのはBitrate Management ModeチェックボックスでABRCBRがいずれかが選択できることだ。

CBR【Constant Bit Rate】固定ビットレート。入力できるのは中央のNom.bitrateのみ。

ABR 【Available Bit Rate】
を選択した場合は、中央のNominal Bitrateおよび最低・最高ビットレートを選択してやる。ちなみにNominal Bitrateとは名目上の、便宜上のビットレート程度の意味。日本語にすると奇妙だが、このビットレートを中心に設定された最高最低ビットレートの幅のなか、限られた条件下で最良のエンコード結果を出すようにするのがこれ。
OggdropXPdの場合も、Bitrate Management Modeは、Not Recommended =推奨しないと明記してある。一般ユーザーは触らない方が無難。


音声品質4.0で128.0kbps相当が初期設定値。
通常の使用であればこのままか、あるいは、この一つ上のランクでOKだ。

また最下段のオプションは、説明するまでもないだろうが、ステレオをモノ化してエンコードするかどうかを指定するチェックボックスと、リサンプリングする場合、その周波数をセットしてやるプルダウンメニューである。通常は変えてやる必要はないだろう。

エンコード結果を出力する場所は、右クリックメニューのEncoding Output Directory Optionで決める。この指定がない場合、入力ファイルと同じ場所だ。

 


 

デコーダー機能


右クリックメニューの二番目にあるのがデコーダー機能。

率直に言わせて貰えば、この機能、コマンドライン版デコーダー以上の機能を盛り込もうとしており、それだけに開発途上という印象がぬぐえない。

下図が初期値のものだが、このセッティングのままこの画面を閉じ、CD音質以上でエンコードしたファイル(当然拡張子はoggである)をサカナの上にドロップしてやれば、自動的にデコードされ、44.1kHz16ビットWAVファイルが出力される。手持ちの音源を音楽CDにしたい時には、これでWavファイルを出力して、それをライティングソフトで焼く。

初期値がそのままCD用ファイルを出力するセッティングになっている。このまま使うことをおすすめする。

またDecoding SettingsでPlaybackを選択すると、ファイルをドロップすると同時に再生される。

ウィンドウズの場合、デコーダーといえば、ファイルフォーマットをWAV形式に変換するものと決まっている。UNIXのコマンドラインのように任意のパイプを使えるわけではない。ために、この再生機能はあまり意味を持たないだろう。

 


 

NOTES

【タグエディター機能】

上に紹介したのは、エンコーダー、デコーダー部分だが、この他にコマンドライン版タグエディターに相当する機能も併せ持っている。

実際に画面をみればわかるのだが、入力を促されるのは馴染みの欄名ばかりなので、説明は省く。

デコーダーの項で語ったとおり、繰り返し異なるファイルをドロップしたり、複数のファイルをエンコード/デコードしようとした際の結果、エラー表示など、まだ枯れていない印象が強い。

インターフェースをOggdropと同じモノにすれば、結果がこうなるのは目に見えている。無理があるのだ。例えば、これをWINAMPに似たものにして、プレイリスト(エンコード・デコードリスト)表示を可能にすれば、また異なるものになる。が、現状は、皆さんご承知の通り。
超シンプル。

その結果、GUIコマンドライン版Ogg Tools相当の機能を使える、というのがXPdということになる。

コマンドラインを使うか、コチラを使うかは、ユーザーの好みにゆだねられている。

例えば、エンコードのみでよければ、軽さに特徴がある従来どおりのOggdropの方が使いやすいし、タグエディターなら、複数のファイルを一括して管理できる専用ツールの方が便利である。そうした中で、このXPdが重宝するのは、音楽CD-Rを焼いたり、デコード(OggファイルをWav形式に復元する)作業を頻繁に使う場合だろう。

Ogg Vorbis
は不可逆圧縮である。完全に復元することはできない。

一般的に音声の圧縮システムを使う場合、厳密に、細部まで波形を復元することを求めてはいけない。デコード結果、また、再生した結果、音声の印象が変わらないことが求められる。
ゆえに、エンコード、デコードに、同じCodec、できれば同じバージョンのペアを使うのが基本である。Oggのように頻繁に変更が加えられる場合は要注意だ。開発チームの熱意をアダにしてはいけない。XPdのように、同じ作者の手によるもので、エンコード、デコードをこなせば、こういう問題が解決する。

例えば、ミュージシャンがループや作品をOggにして、やり取りする場合を考えてみよう。

事前に、双方で、エンコード、デコードにXPdを使うと決めておけば、復調した結果、音色がガラリと変わるようなことはない。

個人で音楽ファイルを管理する以外に、プロの現場、放送、音楽制作などでは、音声ファイルの受け渡しをする場が結構多い。そんな時に重宝するのが、このXPdだろう。

実際にマルチパーパスツールとして使い勝手をあげるのは難しいことではない。しかし、当分は、期待しない方がいいだろう。変換エンジンそのものを完成させることがOgg Vorbisプロジェクトであり、その課題については、既に一応の結果が出ている。ツールの開発は、我々ユーザーや、例えば我が国の優秀なリリス開発チームなどの、サードパーティーに託された仕事である。

このようなツール類についても、今後は、積極的に紹介していくつもりだ。
乞うご期待、である。

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エンコード中、こんな感じでサカナがまわりますよ!

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